こんにちは。数学講師の一世です。
また柔道関係で体罰問題が発生しました。
ひとつは顧問が生徒の頭を殴った。
もうひとつは外部コーチが、
一人の生徒を三回も絞め落とした。
というものです。
顧問の方の問題は、
程度がどのくらいのものかわかりませんが、
コーチの方はダメですね。
叱るにしろ練習にしろ、
三回も絞め落とすというのは
意味がわかりません。
僕は体罰に対しては、
否定も肯定もしない考えです。
行き過ぎはよくないのはもちろんですが、
やむを得ない場合もあるかと思うからです。
中学の時通っていた道場で、
僕と同級だったヤツが、
先生に対してずいぶんナメた口を利きました。
結果そいつは先生にボコボコにされました。
その時の正直な感想を言うと、
僕は先生が悪いとは少しも思いませんでした。
同級のヤツは、
ボコボコにされて当然と思う口を利いたし、
普段から調子こいてたからです。
それ以来、ナメた態度をとったのは
見たことがありません。
僕も過去に二回ほど、
本気で塾生をぶっ飛ばしたことがあります。
でも怪我をさせるようなことはしてません。
この二人はそれがキッカケで、
塾を辞めるということはありませんでした。
むしろ後から、
本気で悪いことを叱ってくれて、
ありがたかった。
というような事を言われました。
ちなみにビンタやゲンコツなんてのは
ちょくちょくありましたが、
それが原因で塾を辞めたという子は、
一人もいません。
逆に丁寧に優しく教えていたつもりが、
それでも教え方が厳しいと親御さんに言われ、
辞めていった子はいますけど。
わからないものですね。
ひとつ思うのは体罰がどうと言うより、
信頼関係の問題ではないかということです。
信頼があれば、
お互いいくらか行き過ぎたことがあっても、
分かり合って赦すことができる。
信頼がなければ、
些細なことでもすぐ問題にする。
体罰体罰と騒がれるようになったのは、
先生、子供、そして親の、
信頼関係の希薄さが招いた結果かもしれませんね。